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美鳩小学校ホール レリーフ・家具の製作施工事例のご紹介


中野区立美鳩小学校 竣工:2020/10/30、 設計者:AIS総合設計株式会社 様

小学校の新設において、家具のデザインやレイアウトの他に、エントランスホールに設置する木製レリーフについて、設計事務所様からのイメージをいただいたものに対してデザイン提案の依頼をいただきました。

いくつか提案させていただいた中で、次のデザインをご採用いただきました。

-提案内容について-

美鳩小学校は旧若宮小学校と旧大和小学校を統合した新設校です。校舎が無くなってしまう二校の近隣の方々や卒業生の方たちが学校の思い出を語り合い、在校生に語り継いでいく空間にふさわしいレリーフにということでした。

旧校舎を結ぶように妙正寺川が流れていることを軸に、旧校舎のあった敷地の形と川の流れをモチーフとしたレリーフのデザインにすることで、歴史や土地と人とのつながりを表現しました。

3Dデータの利用-

最終的な検討を設計事務所様にしていただき、木材を横に流す方向から、意匠的に空間に合う縦に並べる形になりました。また木材に動きをつけるために長さや厚みの異なる材をランダムに並べることにもなりました。このデザインを実現するのに2次元のCADでは困難だったため3Dデータを利用することにしました。まず木材をランダムに配置するためにExcelの関数を利用し、その数値を3D-CADに落とし込んで並びを検討しました。(以下は確認いただいたCG画像の一部)

-製造施工時の対応-

今まで経験のなかったような新しい仕事に取り組む場合、不具合に対してあらゆる想定をして設計を行います。しかし想定していなかったことが、どうしても起きることがあります。その場合に工場や現場の職人の経験が大きな力を発揮します。今回も職人たちと相談しながら製造施工を行い、歴史や木のあたたかみを感じられる空間を実現することができました。

実際に学校の運営もはじまり、皆様にもご好評いただいております。

完成写真の詳細は納入事例紹介ページをご覧ください。

帝国器材は空間デザイン・製品デザイン~製造・施工まで、全ての工程でお手伝いすることができます。是非お気軽にご相談ください。