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社員インタビュー、第4弾!


こんにちは、社員インタビュー班です!第4弾のお届けです!!

メーカーである帝国器材の生産を担う職人、生産統括部 柿沢 大輔 さん にインタビューを行いました。

 

―はじめに、職人として仕事を始められたきっかけを教えてもらえますか?

高校卒業後、教師の紹介もあり、建築現場で耐火被覆の施工や手先の細かい作業をさせていただいたことが職人として最初の仕事です。
それから20歳~24歳までの4年間は木場の木工所で働き、下請けとして家具製作や掃海艇(※)の内装工事をしていました。当時は機械が古かったので複雑な加工は手作業ですることが多かったですが、そこで修行させていただいたことで製作を一から学べ、技術を磨くことができました。
※掃海艇:機雷を取り除くために作られた木造船。磁気に反応して爆発する機雷に対応すべく、鉄ではなく磁気の発生しない木で造られた。


―そこで経験を積まれた後、どのような経緯で帝国器材に入られたのですか?

雇っていただいた年配の職人さんたちが、退職すると同時に閉業されるとのことでしたので、他の家具屋を探し始めました。
そこである時、国産カラマツの間伐材を活用し、学童机を作っている会社として、帝国器材を紹介している新聞記事を偶然見かけました。これが帝国器材を知ったきっかけです。東京でこれだけの工場の規模を持ちながら家具の製作ができる会社は他に見当たらず、今までとは違った環境で作ってみるのも面白いと思い、連絡をして今に至ります。
現在は特注の製作をメインに、既製品やOEM製品の製作も担当しています。


―柿沢さんが思う、帝国器材の魅力は何でしょうか?

自分が入社するきっかけでもあったように、やはり間伐材を使っていることですね。間伐材を使って資源を有効活用することにとても魅力を感じています。昔は節や色違いは嫌われることが多かったけれど、自然素材として受け入れられ、経年変化を楽しむお客様が増えた気がします。お客様によって「良い」と思われる意味が変わってきているようにも思いますね。そしてその材料を使用し、お客様が求めている仕上がりや、それ以上のものを創り上げられるかが職人の腕の見せ所だと思うので、これからも「良い」と思っていいただけるものを作り続けられるよう、励んでいきたいです。
それに伴い、一人でも多様に対応できる、職人の感覚を持った人材がもっと増えると、工場がより成長できるのではないかと思います。これからの人材にも期待したいです!


―モノづくりの面白さはどんなところだと感じますか?

作業を積み重ねることで仕上がりの状態がより良いものに変わっていきますが、そういったモノの変化と自分の成長を肌で感じられるところに、面白さを感じます。
冒頭でお話したように前職では手作業が多かったので無垢材は全て手かんなで仕上げていましたが、手間暇かけて仕上げるからこそ、「このやり方はどうだろうか、こうするともっとキレイに仕上がるかもしれない。」と、常に考えながら工夫するようになります。そうすることでまた新しい発見にも出会えるので楽しいですよ。
今持っている大体の工具は帝国器材に入る前から持っているものなので当然愛着はありますし、これからも長く丁寧に使っていきたいです。


―様々なモノづくりがある中、今まで「木」を専門に作られてきましたが、「木」にこだわり続けた理由はありますか?

やはり、東京都江東区・木場で育ったことが大きいと思います。木場は江戸時代から続く「木のまち」と言われています。昔は今よりももっと栄えており、貯木場も多く、自分が幼少期の頃までは材木屋も沢山あったので、必然と木材を目にする機会が多かったんです。元々地域のお祭りにも参加していたので顔見知りの材木屋さんもいたのですが、声をかけていただいたことをきっかけに町内会に入るようになりました。そこから材木屋や製材所と交流を持つようになり、これまで沢山の木材に触れる機会をいただきました。
絵を描くことやモノづくりが好きな子どもだったのですが、きっと物心ついた時から木に対しても興味を持っていたのだと思います。こういった育ちから、木にずっと関わり続けています。


―プライベートでも木のサーフボードを作るなど、モノづくりに励む柿沢さん。今後挑戦してみたいことはありますか?

これまでサーフボードを3本作ってきましたが、SUPボードも作ろうかと計画しています。今まで休憩時間や業務外の時間を利用して少しずつ作っていき、最近では端材を使ってイスを作ったり、プライベートの時間でも製作しているのですが、夏に向けて考え中です。
プライベートにおいても、やっぱり作ることが好きなんだとつくづく思います(笑)
あとはウルトラマラソン(100km)を再チャレンジしようと思っています。ここ何年もこのようなイベントに参加してこなかったので、落ち着いたらまた参加したいですね。そのために子どもたちとも休日に走ってトレーニングに励んでいます!

△吉野杉一枚板で制作したサーフボード

△端材で作ったカンフー・ベンチ

 

―ウルトラマラソンに挑戦してみて何か心境の変化はありましたか?

挑戦後はどうしたらもっと疲れずに早く走れるだろうと、常に考えながら練習しました。ある時は無理をして追い込んだり、ある時は休んだりして、身体と対話しながらプランを考え実践しました。そうすることで自分の調子も分かってきて、忍耐強くなった気もします。
考えたことを実行し、また改善することで、より良い方向に事が進む。これは仕事にも通ずることだと思っていて、自己分析をすることで思考力も鍛えられますし、自分の成長にも繋がりますからね。息子がサッカーをしているのですが、自分の経験を踏まえ、考えることや一度では諦めないことを伝えられるよう心掛けています。


―最後に、弊社では若い世代も増えてきていますが、次世代に向けてどんな言葉をかけたいですか?

最近は若い子たちから直接相談を受ける機会も増え、素直に嬉しいです。
工場に相談しに来てくれることで早く対応できるし解決にも繋がります。出来ないと思っていたことも工夫すれば出来ることや、他に経験豊富な職人さんに尋ねることで見えてくることもあるので、今後もそういう声があると上手くコミュニケーションが取れ、物事も円滑に進むと思います。
自分はアイディア出しよりもモノづくりが向いているので作ることを追求していますが、皆にも興味を持ったことや好きなことに関してはとことん突き進んで、チャレンジしてみてほしいです!



インタビュー後記

今までプライベートも含め踏み込んだ話をする機会が少なかったのですが、柿沢さんのルーツや、いつまでも向上心を持ち職人として続けられている姿に心を打たれました。
職人さんといえば堅苦しいイメージを持たれやすいですが、お話が止まらず(笑)、非常に楽しく取材させていただきました。
普段とは違った表情も垣間見え、インタビューや写真撮影をさせていただきながら学ばせていただきました。工場と事務所が近い会社の強みを生かして、これからもっと相談させていただきます!

インタビュアー:吉田・阿部

 

△スプルースで作ったサーフボード